eワラントは、カバードワラントと呼ばれるオプション取引の一種です。ゴールドマン・サックス証券が提供する投資商品ですが、ゴールドマン・サックス証券に口座を開設して取引、というわけにはいきません。eワラントの各取扱い業者を介して取引を行うことになります。取引時間は、平日の9:00〜23:50(取引業者によって異なる場合も)。取引所を介さないせいもあり、夜間でも取引ができるのです。各銘柄には満期日が設定されています。取引は満期がくるまでに行うことになります。ハイ・リスク、ハイリターンというと、追証などのの危険も伴うのでは?と思ってしまうところですが、eワラントでは、いくら損をしても、投資した元本を割ることはありません(まったくの0にはなります)。また、小額からの取引も可能です。 投資対象も幅広いので、なんらかの直接投資を行っていた人もスムーズにeワラントに挑戦することができるといえるでしょう。FXや先物取引、日経225のように、証拠金を用いた取引ではないので、追証(元本以上の損失が出て、証拠金額を増やさなければいけない状態)が発生するといった心配はありません。eワラントは、1ワラントあたり1円〜で購入ができます。取引単位が1000ワラントからなので、実際には1,000円〜取引ができるということになります。1,000円で投資?と不思議になるほどの数字です。ただし低い額で投資しても、極端に値動きが低かったりと問題も多いもの。せめて10,000円〜の投資をした方がいいかもしれません。外国為替証拠金取引FXや先物取引、投資信託のように、証拠金を用いた取引ではないので、追証(元本以上の損失が出て、証拠金額を増やさなければいけない状態)が発生するといった心配はありません。 ただし、たとえばコール型の場合、満期日になって権利行使価格が対象原資産の価格を下回っていると、取得していたeワラントの全く価値がなくなり、元本のすべてを失うといったリスクも伴います。ハイリスク・ハイリターン、長い取引時間、3パターンの投資方法……。eワラントにはその他にも、こんな特徴があります。ハイリスク・ハイリターン、長い取引時間、3パターンの投資方法……。eワラントにはその他にも、こんな特徴があります。取引時間は平日9:00〜23:50(取引業者によって異なる場合あり)と長く、リアルタイム取引が可能。仕事が終わってからでも、充分資産運用の取引が可能な時間帯です。取引業者によっては、モバイルを使って取引するもできます。eワラントの取引方法は、大きく3つに分かれています。コール型eワラント=「買う権利」を買う、プット型eワラント=「売る権利」を買う、ニアピンeワラント=将来の価格がいくらになるか予想する、この3つです。コール型は、将来対象原資産の価格が将来高くなると予想して行う取引。株式の直接投資もこのタイプなので比較的わかりやすいといえるでしょう。プット型は、対象原資産の価格が将来低くなると予想して行う取引です。ニアピンeワラントは少し変わっていて、将来対象原資産の価格が、ズバリいくらになるかを予想するもの。eワラントは、将来価格が上がる場合も、下がる場合も、値動きがない場合でも取引が可能となっているわけです。eワラントの特徴して、まず少額から投資可能であるということが挙げられます。eワラントは仕組みはオプションと似ていますが、オプションとは違い権利を小口化したものですので、少額からの投資が可能となっています。例えば、2006年始め三菱UFJフィナンシャルグループの株価は160万円程度ですが、eワラントであれば5千円程度から購入できます。私もそうですが、元手があまりなくて知らない企業にしか投資できない方はたくさんいると思います。そうのような方々でも、数千円から誰もが知っている大企業に投資することができるのは大きな魅力の一つといえます。ただ手数料のことを考えると3万円くらいからにするとよいでしょうか。株式投資では株価が上がらないと利益は得られませんが、eワラントでは株価が下落しても利益を得ることができるのです。 例えば、ある企業が業績を下方修正するなどし株価の下落が予想されるならプット型を買えば儲けることができるのです。 信用取引なら下げ相場でも儲けることができますが、信用取引は追証もあるしちょっと… という方でも損失が限定されるeワラントなら始められるのではないでしょうか。eワラントの取引時間は基本的に9:00から23:50までと、9:00から15:00までの株式市場に比べるとかなり長くなっています。そのため、日中お仕事のあるサラリーマンの方や、学校のある学生さんでもお昼休みや家に帰ってから予約という形ではなくリアルタイムでワラントを購入することができます。また、夜間のニュースやアメリカの株式市場の動きを見て(アメリカの証券市場は日本時間の23:30からですので参考にできるのは少しですが・・・)eワラントを購入することができます。ちなみに基本的に「インド株eワラント」は13:25から19:00までとなっています。これは、それぞれの株式市場で取引がおこなわれている時間となっています。eワラントはハイリスク・ハイリターンな商品であり、1日で数倍になる日もあれば、半分になってしまうこともあります。これはeワラントにレバレッジ効果というものがあるためです。レバレッジとはてこ効果またはギアリングとも言われ、投資した金額に対してより大きなリスクをとることをいいます。実際どれだけ大きな動きをするかは実効ギアリングを見れば分かります。実効ギアリングとはeワラントに投資した場合に、対象原資産そのものへの投資に対して概ね何倍のリスクを取っているかを見る指標で、eワラントの価格変動リスクを知る一つの目安として利用されます。一般に実効ギアリングの値が高ければ高いほど、価格変動リスクが高いと考えられます。eワラントはハイリスク・ハイリターンな商品です。ただ、ハイリスクといっても、そのリスクは投資金額の範囲内であるため追加で資金が必要となることはありません。これもeワラントの魅力のひとつと言えるでしょう。なぜかというと、eワラントとは、株式などを一定の期日に一定価格で買う(売る)ことができる権利のことです。もし期日に決められた価格より低くなっていた場合は権利を行使しなかったらいいのです。例えば「1/1に100円でA社株買う権利」と5円で購入したとします。そして、1/1にA社の株価が90円になっていたとしましょう。このような場合わざわざ90円のA社株を100円で購入し10円の損失を被ることはなくその権利を放棄するだけでよいのです。コールでもプットでも、買い手側はプレミアムと呼ばれるオプション価格を支払って権利保有します。そして、買い手は自分にとって不利ならば権利放棄することも可能であるため、リスクは限定的といえます。一方、オプションの売り手は、買い手からプレミアムを受け取る代わりに、買い手の権利行使に必ず応じる義務を負います。買い手の利益が無限である反対に売り手の損失は無限といえます。ここまで読むと分かると思いますが、eワラントはオプション取引コール、プットの買いのみを購入可能にしたようなものです。ゴールドマンサックスが売り手になっているのです。オプション取引でいうプレミアム(オプション価格)はeワラント価格のことで、その価格構成や値動きは、似たようなものになっています。eワラントの価格形成には対象原資産の価格変動に加えてさまざまな要因が影響を与えます。そのため、参照原資産価格、権利行使価格や、満期日等の価格変動要因がeワラントの価格にどのような影響を与えるのかを知る必要があります。 しかし、基本的な考え方は、現物株取引等と同じく、「安く買って高く売る」、つまり、eワラントをいくらで買って、いくらで売るかということが最も重要です。なお、eワラントには満期がありますが、必ずしも満期日まで保有しなければならないわけではなく、例えば、買ったその日に売ることもできます。為替について取引が出来るeワラントがあることをご存じでしょうか。為替eワラントといって、為替相場に連動した値動きをする設計になっている債券に対するオプションを証券化しているカバードワラントがあります。もう少し簡潔に言うと、既製品の通貨オプションのことです。1000ワラント=通常5000通貨単位にて売買出来ます。対象となる通貨が高くなると値上がりする「コール」型と、安くなると値上がりする「プット」型があります。外国為替証拠金取引と同様に、少額の資金・コストで多額の利益を得ることが可能であり、円高と円安、どちらの局面においても利益を得る機会があります。場合によっては、購入したeワラントの価値が0になることもあり得ます。しかしその損失は購入価格に限定されます。為替eワラントの取り扱い通貨は、現時点で、米ドル、ユーロ、豪ドル、英ポンド、加ドル、NZドル、南アフリカランドの7種類になります。売買価格と権利行使価格ともに円で表示されているので、為替の取引として考えるとすれば、米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、英ポンド/円、加ドル/円、NZドル/円、南アフリカランド/円を扱っていると言い換えることが出来ます。為替eワラントは債券の形態を取っていますが、オプションとして捉えると、対象となる通貨を買う権利を債券化したコール型と、売る権利を債券化したプット型に分けられます。コール型の場合は対象通貨の値上がりにより利益を得られ、プット型の場合は対象通貨の値下がりにより利益を得られます。仮に円安・米ドル高を期待しているのであれば、米ドル」の「コール」型を、逆に円高・ユーロ安を期待しているのであれば「ユーロ」の「プット」型を買えばいいことになります。